SEVESKIG【セヴシグ】

【SEVESKIGのアイテム一覧

デザイナー、長野氏が経験してきたカルチャーやサブカルチャーをベースに、日々目まぐるしく変わる世の中への疑問を落とし込んだデザインが特徴的なSEVESKIG(セヴシグ)。有名ブランドや話題のアーティストとコラボするなど独自の路線を走るブランドの歴史やデザイナー長野氏について、この記事では解説していきます。

SEVESKIG(セヴシグ)とは

バイクブランド「KAWASAKI」とのコラボやイラストレーター、古塔うつみ氏とのコラボ、デザイナーじしんが丸縫いするSpecial Orderなどこだわりの強いモノ作りを行うSEVESKIG(セヴシグ)。多くの人を魅了するブランドのコンセプトや由来について解説していきます。

2012年に創設され、バイクブランド「KAWASAKI」とのコラボも手掛ける

SEVESKIG(セヴシグ)は長野剛織氏によって2012年に立ち上げられたブランドです。国内のリアルレザーを使用した服作りにこだわっています。デザイナー長野氏が趣味として熱狂してきたサブカルチャーの影響から、ガンダムやバイクブランド「KAWASAKI」イラストレーター古塔うつみ氏とのコラボ作品も生み出しています。

SEVESKIGのコンセプト

SEVESKIG(セヴシグ)のブランドコンセプトは、「アリそうでないもの」です。レザーを軸とし、テーラリングに裏付けされた構築的なデザインとヴィンテージのような質感を融合させたコレクションを展開しています。MADE IN JAPANにこだわっており、日本の職人の確かな技術にデザインと加工という遊び心を加えたモノづくりが特徴です。将来、自分たちが作った服を買ってくれたお客さまの子どもや孫にも着てもらうことを目標としています。

SEVESKIGの名前の由来とは

SEVESKIG(セヴシグ)の名前は、「Seven Seas Kings Leather」の略です。長野氏の父親が経営する七王建築設計事務所の名前が元となっています。父親の会社は七つの海野の王様が登場してくる本に由来した名前になっており、「父の会社を継ぐことはないと思っていたので名前をブランド名にした」そうです。 

デザイナー、長野剛織氏とは

自身の経験や趣味をモノづくりに反映し、独自の世界観を構築する長野氏。特徴的なデザイナーの過去や大切にしている考えをここでは解説していきます。

5歳からサブカルチャーにどっぷり浸かる

長野氏がサブカルチャーにハマるきっかけは、5歳の誕生日に親からプレゼントされた「1/60 MS-06 量産型ザク」。10歳ほど離れたいとこがちょうどガンダム世代で彼からガンダムのカスタマイズや色塗り、ジオラマ作りなどを教わったという。ガンダムに没頭していた長野氏は、プラモデルだけでなくガンダムの世界観や時代背景、哲学までを学んでいたそうです。表面的な面白さだけでなく、物事の深みまで探求する姿勢が幼少期から育まれていました。ガンダムのプラモデル作りに熱狂した結果、小学校5年生ではガンプラコンテスト九州部門で優勝したそうです。

ファーストキャリアはグラフィックデザイナー

東京モード学園を経て21歳でアパレル業界に入った長野氏は株式会社ワールドでグラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートします。グラフィックを通して、受け手にメッセージを伝えることを大切にしていたそうです。何らかメッセージを伝えることを大切にしている長野氏のこだわりはファーストキャリアから仕事に反映されていました。元々独立を目指していた長野氏は、株式会社ワールドからドメスティックブランドに移り3年半ほど経験を積んだ後、2013年にSEVESKIGを立ち上げます。 

リアルレザーにこだわる理由

長野氏がリアルレザーにこだわる理由は、祖父の影響が大きいそうです。祖父が猟師をしており、小さい頃から動物を解体するシーンを見て、鹿や猪を口にすることもあったと言います。そんな原体験があるからか、長野氏はジビエや革を取り巻くサステイナビリティーへの関心も非常に高いです。SEVESKIG(セヴシグ)で使用されているレザーは全て国内生産で、「仕方なく狩られてしまった」害獣を使っています。鹿や熊などのジビエの皮は、役場に運ぶのが重すぎて難しいという理由から山に捨てられてしまっているそうです。命の無駄遣いをしてしまっている状況を少しでも改善したいという思いからリアルレザーにこだわっています。

モノづくりへの深い探究心

幼少期にハマったガンダムからモノづくりやその背景にある知識、こだわりに対して強いアンテナを張る長野氏は素材選びにも時間と労力をかけています。問屋の先のタンナーや生地屋まで足を運び、生産者と話すことを大切にしているそうです。膝を付き合わせて話すことで生まれるアイデアを大切にしていると長野氏は語ります。 

主な人気商品について

モノづくりへの深いこだわりを持つ長野氏が手がけるSEVESKIG(セヴシグ)の中で話題になった商品をいくつかご紹介します。

LEATHER COLLECTION

国内の食肉用や害獣駆除で獲られ、破棄されてしまう革を使用した純国産のLEATHER COLLECTIONを展開。環境に配慮した植物性天然タンニンを使用し鞣したオリジナルの革で作られています。ラインアップは、ジャケット、パンツ、グローブ、アクセサリーなどです。通常、馬や牛の革を使うのが一般的と言われています。ですが、SEVESKIG(セヴシグ)鹿や熊などさまざまな生き物を使用しているため独自の風合いや経年変化を楽しめるのが特徴です。

SH-SV-IA-1001:HUNTER×HUNTER SHIRT

1980年代に話題になった、「リーバイスプリントハンティングネルシャツ」から着想を得た作品です。天然繊維を使うことにこだわり、ウール素材を使っています。日本で狩猟される動物と、その動物を狩るハンターをカットジャカードで立体的に表現。ヴィンテージのLONG HORNEウエスタンシャツを彷彿とさせる、シャリシャリした感じと艶感が特徴的です。カットジャカードに「世の中が明るくなるように」という想いを込めて、リフレクターを折り込み、動物が光るギミックになっています。長野氏のモノづくりへの強いこだわりと遊び心が詰まった一着です。

独自の感性とモノづくりへの強いこだわりの詰まったSEVESKIG(セヴシグ)を

SEVESKIG(セヴシグ)は長野氏のモノづくりへの強いこだわりとサブカルチャーで培った独自の感性が詰まったブランドです。レザーという経年変化を楽しめるアイテムを多く手がけており、年を重ねるごとに愛着がわく服になっています。ぜひ、自分はもちろん子どもや孫の世代にも託す服をSEVESKIG(セヴシグ)で見つけてください。

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