STRUM【ストラム】

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STRUM (ストラム)は、レザージャケットなど革製品を中心としたメンズアパレルブランドです。革の特性から質感を生かしながらも鞣(なめ)しから、染色、加工、仕上げまで、こだわり抜いたレザーを追求しています。そんなSTRUM (ストラム)の誕生秘話や魅力について、この記事では解説していきます。

STRUM (ストラム)について

STRUM (ストラム)は、レザージャケットなど革製品を中心としたメンズアパレルブランドです。革の特性から質感を生かしながらも鞣(なめ)しから、染色、加工、仕上げまで、こだわり抜いたレザーを追求しています。STRUM (ストラム)の特徴はタンニン鞣しです。植物の渋で、手間と時間をかけ鞣した革を中心に使い、使えば使う程、味が出るレザーを追求しています。独自製法を駆使し、今までにないレザーを生み出しています。

ブランドコンセプトに込めた思い

「~かき鳴らす~」というブランドコンセプトのもと拙くとも、想うがままに、かき鳴らし続けることでブランド力を磨き上げ、一流へと昇りつめていく想いから「STRUM (ストラム)」と名付けられました。

ストレスを感じない着心地だけではなく機能性を重視し、なおかつシルエットにもこだわり抜いたデザインをベースに、大阪出身のデザイナー・桑原和生氏が、音や映像からインスピレーションを受けた洋服や小物を生み出しています。

海外でも高い評価を受けるSTRUM(ストラム)の創業から今に至るまで

2012年12月、革が秘めている可能性や存在感に魅入られ、デザイナー・桑原和生氏が本格的に革の加工技術を学び、株式会社g9gを設立します。そして3ヶ月後、2013年3月にSTRUM (ストラム)を立ち上げました。ブランドの立ち上げから早くも、2013-14 AUTUMN/WINTER COLLECTIONでは、さまざまな形・デザインのレザージャケットを発表し、アパレル業界への道を切り開きます。

2015年には早くも海外へ進出し、アメリカ合衆国・LAのセレクトショップとの取引が開始。海外でも高い評価を受けたのです。2017年9月には中目黒に直営店「STRUM FLAGSHIP SHOP」を開店させ、多くのレザー愛好者が集まるショップへと成長しています。

STRUM (ストラム)の商品へのこだわり

東京・中目黒を拠点とするSTRUM (ストラム)は、俳優、バンドなど多彩な才能を発揮する桑原和生氏の手によって生み出されました。目で見てシルエットやディテールを楽しみ、作り手と着る者の世界観を引き出してくれる、そんな一着が体感できます。ここでは、STRUM (ストラム)の商品へのこだわりを紹介します。 

デザイナー・桑原和生とは

1971年に大阪府で生まれた桑原和生氏。20代後半には数々のドラマで準主役を果たすなど、俳優業を中心に活動していました。2009年からはロックバンド「submen」でベースを担当し、音楽の才能も発揮します。そんななか出会ったのが”ライダース”でした。

パンクロックのアーティストが着用していた”革ジャン”に魅了され、ライダースに込められた存在感やメッセージの意味を知り、自身もレザーデザイナーとして独立します。「レザーを作り続けることで、生きた証を残したい」そんな想いから、単なる服作りではなく、服を通して人生そのものを表現する革製品を作り続けてきました。 

STRUM (ストラム)の立ち上げから3年後、レディース レザーブランド『Lucinda』を発表し、より多くのユーザーにレザーの魅力を伝えています。 

独自の製法「バーニングダイ」で作り上げた革ジャン

さまざまな製法で作られるSTRUM (ストラム)の革ジャンですが、「バーニングダイ」は、革を下地のまま製品にして、燃やしながら製品染めをしていくという特殊な技術を施しました。着色時の染料に高濃度のアルコールを混ぜ、染色後に着火させ頃合いを見て火を消すことで、焦げ痕や煤を革ジャンに定着させているのです。

ただ単に革を燃やすだけでは、焦げてしまったり革が硬くなってしまったりと着れない状態になってしまいます。そのため、職人と何度も議論を重ねて製品を作り上げたそうです。

独自の製法「バーニングダイ」に込めた思い

「昔はパンクロックが好きだった」と話す桑原氏。アーティストが楽器やアンプを破壊する姿や、燃やす姿から、バーニングダイの加工方法にたどり着いたそうです。

燃やすという行為から「エキサイティングする」「燃え尽きてなくなる」「燃えることにより、新しいものが生まれ変わる」といった意味を連想し、革ジャンに表現しています。通常革ジャンは着込む中で傷や汚れがつき、味が出てくるのですが火がついて燃えるというなかなかない体験を革ジャンに落とし込んでいるのです。パンクロックから受け取ったメッセージを昇華させ、落とし込んだ究極の作品になっています。 

レザーを作り続け、生きた証を残す

桑原氏がレザーにハマったきっかけは、パンクロックアーティストが着ていたライダースジャケットです。当時アーティストの姿に魅了され、「彼らの作品やパフォーマンスにハマっていく中で、パフォーマンスに込められたメッセージや生き方を学んだ」と言います。パンクロックとレザーの親和性を探求することで、服を通じて人生を表現することに桑原氏は挑戦し続けています。

想いを込めたレザー作りで、「桑原和生」という人間の爪痕を残す

着こめば着こむほどにできる傷や質感など、経年劣化を楽しむ革ジャン。同じ製品でも汗やシミ、お酒の汚れなど着ている人の人生が服に反映されることで、その人だけの革ジャンができ上がります。

そんな深みのあるレザーを探求し、極めるという思いが桑原氏のモノづくりのコアとなっています。桑原氏にとってレザーは、人生のパートナーであり、分身のような存在。レザーと言えばストラムと呼ばれる存在になるべく、日々モノづくりを行っています。  

主な人気商品

こだわりを追求し続けるSTRUM (ストラム)。多くのレザー愛好家だけではなく幅広い年代のメンズに愛されています。ここではSTRUM (ストラム)の人気商品を紹介します。 

ピットベジタブルフルタンニングシュリンクホースハイドシングルライダー

傷や風合いが印象的で着心地を重視したレザーです。馬革の生革をピットタンクに浸し、なめし革を採用しました。馬革は傷が多いためピットタンクでタンニンを完全に日焼けさせて、3ヶ月もの歳月をかけて作られたのです。

骨のような見た目ですが、油分を加えたことにより弾力性としなやかさを兼ね揃えました。1983年に創業した、イタリアのファスナーメーカーRaccagni(ラッカーニ)が製作した留め具を施し、後部にはダーツでアクセントをつけています。裏地には浸透性を良くするためのポリ素材を使用。一般的に表地に使われることの多い「スイスコットン」を選び、耐久性の高さを実現しました。側面にガセットやマチを配置することで、ウエストや腹部周りがシャープなシルエットにも関わらず、動きやすさを揃えた一着に仕上がっています。

オーガニックコットンデニム「BULLET」シングルライダーカバーオール

STRUM (ストラム)は、レザー以外にもデニムへのこだわりを見せており、素材にトルコのオーガニックバージンコットンを採用しています。縫い糸は旧モデルの風合いを実現した芯糸を使い、ポリエステル100%強度のフィラメントを芯にしているのです。あえて2/1ツイル織りにし、薄く作られたデニムは5.3オンスと軽く、オーバーオールとは思えないほどの軽量化に成功しました。さらに、お湯を使わない染色方法で材質への負担を軽減。さらに水質汚染、土壌汚染、CO2削減など地球環境に配慮し、エイジングを楽しめるデニム生地を作り上げています。

ルーズなシルエットを実現するために、シングルライダーとストレートパンツを融合し、上半身はSTRUM(ストラム)ならではの絶妙なデザインを感じられます。ショルダー部分には、機能性を考慮し、プリーツの内側が抜けないようにカンヌキを施したアクションプリーツ仕様になっています。ウエスト部にはベルトを付け、下半身のコインポケットには、ジョー・ストラマーが愛用していたテレキャスタータイプのピックガードをモチーフにした洋白パーツをアクセントにしました。

色の変化とステッチ、BULLETにこだわり抜くことで、ライダーのジャンプスーツのディテールを盛り込み、オールシーズン活躍するスタイリッシュな”つなぎ”です。 

エイジングを楽しむ一着はSTRUMで

STRUM(ストラム)は、レザーだけではなく着る者の生き方を映し出す洋服を手掛ける商品を多く展開しています。自分自身が映し出された一着は、鏡のように自身への気づきを与えてくれるかもしれません。長い時間をかけてエイジングを楽しむ STRUM(ストラム)で、生涯の伴侶となる一着を見つけてみましょう。

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